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HAクラスター環境におけるバックアップについて

共有ストレージ構成の場合

今回は、HAクラスター環境におけるバックアップについて考えてみたいと思います。

以前Quest Software様の記事のとおり「バックアップHAクラスター」はIT危機管理の基本であり、車の両輪のように、どちら必要な対策です。

また、「バックアップレプリケーション」は競合するものではなく、目的に応じて使い分ける、または両方を活用する必要があります。たとえば、レプリケーションは常に最新の状態でデータを複製できますが、その一方でウイルス感染データなど、問題のあるデータも複製してしまいます。

このような場合に、データが正常だった最終時点に戻すには、バックアップが不可欠です。レプリケーションを行えば、システム障害のあった直前のイメージに即座にアクセスすることができる一方、データを世代別に蓄積したりはできません。

つまり、

  • HAクラスターを構成しているからといって、バックアップが不要なわけではありません。
  • レプリケーション機能があるからといって、データのバックアップが不要になるわけでもありません。

今回は、HAクラスター環境におけるバックアップを行う際の注意点や留意事項について考えてみます。LifeKeeperというHAクラスターソフトと、DataKeeperというデータレプリケーションソフトを例に話を進めます。

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エンタープライズDBMS環境としてのAzureの優位性(後編)

前編から読む

Mr.Aoki Azureの優位性と目指すサービスについて伺ってきたインタビュー後編では、PaaSとしてのAzureの強みや、Oracle、SQL Serverの移行、ユーザー目線でのDBMS環境選択のポイントから、スケールの大きな新サービスのお話しまで、盛りだくさんの内容です。

 引き続き、マイクロソフト社クラウド&エンタープライズビジネス本部、エグゼクティブプロダクトマネジャーである青木卓氏、同クラウド プラットフォーム製品マーケティング部の部長である斎藤泰行氏に伺います。

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SAPもクラウドに移行する時代が本格到来。移行で注意すべきことは?(前編)

BeeX-Mr.Hiroki
株式会社BeeX(ビーエックス)
代表取締役 広木太氏

世界のリーディングカンパニーで利用されているSAP社のERP。従来はオンプレミス環境で運用するのが当たり前の世界でしたが、現在ではこの企業の中枢システムをクラウドへ移行する流れが加速しています。

そこにはどのようなメリットと、注意すべき点があるのでしょうか?

今回は、SAPを初めとする基幹系システムのクラウドマイグレーションやマネジメントサービスを提供している、株式会社BeeX(ビーエックス)の代表取締役である広木太氏、マネージャーである星野孝平氏にお話をうかがいました。

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ハードウェアはダウンタイムゼロの高可用性、ではソフトウェアは? ~ユニアデックス社に最新のソリューションを聞く~

uniadex

サイオステクノロジーは2016年11月、SRA OSS日本支社、エンタープライズDB、沖電気工業、ユニアデックスのパートナー4社と「Higher Availability Solutionsコンソーシアム(以下、HASコンソーシアム)」を設立しました。インターネットを介したビジネスが主流となっている現在、ITシステムのわずかなダウンタイムが企業に大きな影響を与える可能性があり、リスクとなっています。そこでHASコンソーシアムでは、システム障害発生から業務の再開に要する時間を大幅に短縮化するための活動を実施しています。

今回は、ユニアデックスのソリューションビジネス開発統括部のシニアマーケティングマネージャーである石井広明氏、同マーケティングマネージャーである西川光葉氏のお二人にお話をうかがいました。

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【事例】仮想プラットフォーム上で SAP 環境の高可用性を実現するSIOS Protection Suite

 austrian-cc-sapオーストリアのある大手天然資源企業は、複数のSAP ERP 環境を SUSE Linux Enterprise Server に移行しました。その際、パートナー企業である Computer Concept(CC)は、ミッションクリティカルな SAP ERP アプリケーションに対する高可用性(HA)を実現するために、SIOS Protection Suite の使用を推奨しました。

数年後、この企業が SAP アプリケーションを仮想環境へ移行した際にも、高可用性の確保手段としてSIOS Protection Suiteが選択されました。

>>SAPとLifeKeeperの連携ソリューションはこちら
関連資料:SAP向け高可用性ソリューション

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Windows Server環境でアプリケーションの冗長化を実現する方法は、Windows Server Fail Over Clustering(WSFC)の機能だけ?

OSS(Open-Source Software)のアプリケーションの稼働はどのように保護したらよいのか?

 最近では、コスト削減はもとより、ソフトウェアに対する信頼性の向上、導入実績が増えてきたことによる安心感も広がったことにより、従来のアプリケーション選択形態の主流であるベンダー製品の選択とは異なり、OSSを選択する企業が増えてきています。また、それに伴いOSSが導入される領域も幅広くなり、具体的にはWebサーバー・アプリケーション・サーバー・データーベースサーバー・運用監視ツールなど、多くの領域で導入され、既に数多くの導入実績がでてきています。

 このように一般的に稼働し続ける必要のある重要なシステムであれば、システムの高可用性について考慮する必要がでてくるのではないでしょうか?その際に考えられる選択肢は、どのような方法があるのでしょうか?

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クラスターの導入と管理のハードルを下げる8つの方法

8-Ways-to-Make Clusters-Easy- to-Use-Easy-to-OwnITマネージャーは、高いレベルのサービスを提供し、多くのアプリケーションとデータをダウンタイムから保護し、一方で時間とコストを節約するという重要な課題を常に抱えています。

この課題に対応することは、かつてないほど困難になってきており、昨今ではデータセンターのコストは上昇し続けています。エンドユーザーからの要求も同様です。ユーザーは、アプリケーションサーバー、ファイルサーバー、さらにSQLおよびOracleなどのデータベースサーバーのような、様々なアプリケーションに対して、高い可用性を期待しています。

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クラウド時代、IoT時代のデータ保護とバックアップの最適解とは?(後編)

Mr.Keiichi-Hamasaki in front of the corporate entrance

>前編から読む

今日の企業が取るべきバックアップ手法や、クラスターとの違いと使い分けについてクエスト・ソフトウェアの浜崎圭一氏にうかがうインタビュー。後半では、同社製品NetVault Backupから見た市場や、バックアップの現状について、さらにはクラスターとの関係へと、より掘り下げたテーマでお話しいただきました。

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LifeKeeper for LinuxとNetVault Backup 11の動作検証レポート

netvault backup

こんにちは!
サイオステクノロジーの松嶋です。LifeKeeperの技術を担当しております。

サイオスのLifeKeeper for Linuxを導入したHAクラスター環境における、Dell Software社のNetVault Backup 11の動作検証が完了しました。

HAクラスターとは、コンピューターシステムの可用性を高めることを目的とした技術で、システム(サービス)の高い持続性が必要な業務環境において導入されることが多いシステム構成です。このような高可用性を必要としている業務環境だからこそ、データーのバックアップの必要性はより高まります。

今回の動作検証では、NetVault BackupのOracleプラグインとMySQLプラグインを用いて検証を実施しました。この動作検証レポートでは、Oracleプラグインについての検証を例に、NetVault Backup11の導入、バックアップ・リストア実施手順をご紹介します。

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クラウドの高可用性と災害復旧について、 5つの神話を覆す

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企業にとって、クラウドの活用はもはや避けて通れないテーマになっていますが、いまだその活用方法やリスク回避について、明確な指針を持つには至らない状況にある場合も多いのではないでしょうか。

本稿では、クラウドの高可用性と災害復旧について、アプリケーションとデータの保護に関するよくある誤解を紐解くことで、クラウド環境ならではの注意点を考えてみたいと思います。

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