LifeKeeper / DataKeeper アップデートウェビナー2023 Autumnを開催しました!

    こんにちは、サイオステクノロジーのサイトウです。本記事は、2023年10月に開催したLifeKeeper / DataKeeper アップデートウェビナーの内容をダイジェストでご紹介します。

    今回は製品の最新情報や事例だけでなく、外部講師としてウイングアーク1st株式会社様にご登壇いただきました。電子帳簿保存法やインボイス制度を踏まえた帳票ソリューションのご紹介や、帳票システムでの冗長化の重要性についてもお話いただきました。ウイングアーク1st株式会社様のSVF製品とLifeKeeperの検証レポートについても触れていただいております。

    記事の最後に当日の動画もございますので、併せてご覧くださいませ。

     オープニングセッション
    (LifeKeeperの過去、現在、そして未来)

    まずオープニングセッションと題し、弊社Product Marketing Managerの五十嵐よりお話させていただきました。LifeKeeper製品の変革を誰よりも熟知し、製品の行く先を担うキーマンの登場です✨

    LifeKeeperの新たな船出から8年が経過
    当時を振り返ってみると、、

    LifeKeeper for Linux Ver 9.0は、8年前に大型アップデートとしてリリースされました。

    2010年代中頃に多くの企業が共通で抱えていたであろういくつかの課題を想定し、現場のIT部門は、どのような課題を突き付けられていたのか、私たちがお届けすべきソリューション何なのかを再考し、我々は下記の仮説をたてました。

    当時から現在、これからも日々進化するIT業界と共に

    仮説をたてた結果、4つのテーマを設定しました。

    1. 多彩なクラウド利用形態への対応
    2. 大規模仮想環境への適応
    3. 徹底した品質向上
    4. DevOpsの実現

    あれから毎年リリースを重ねて、現在はLifeKeeper for Linux Ver 9.8まで到達いたしました。現在も引き続きこれらのテーマを実現すべく、機能開発をおこなっております。

    絶え間なく進化するIT業界において、LifeKeeper製品は今後もより一層

    • 性能と信頼性の向上
    • 多彩な対象を保護できる
    • クラウドフレンドリー
    • ユーザーフレンドリー(シンプルで分かり易く)

    以上を目指して参ります。日々生まれる新しい世界に相応しい製品を、これからもご提供していきます。

    LifeKeeper最新リリース情報 (With NewGUI)  
    ついに実装されたWindows版QSPの紹介

    次に弊社プリセールス國政より、LifeKeeper製品リリース情報の中から、注目ポイントを一部デモ画面付きで分かりやすくお伝えしました!

    ※主な機能強化や追加サポート内容

    ※直近のプレスリリース

    注目リリース情報①!【Linux】”新GUI”とは?

    「LifeKeeper for Linuxでクラウド環境と大規模環境への適応を強化」のプレスリリースと同時に発表させていただいた”新GUI”、Webブラウザがあれば今後はJavaは必要ありません!

    現行のGUIに慣れている方でも、10分ほど触っていただければ慣れていただけるでしょう。(國政所感)

    直観的に目的のメニューにたどりついていただけるように、刷新いたしました!クラウドや大規模環境との親和性も高く、マウスオーバーで用語の表示がされてたり、箇所箇所で利便性をあげる工夫をしております。

    記事の最後にあるウェビナー動画では、新GUIのデモ付きでご紹介しております。是非ご覧ください。

    注目リリース情報②!【Windows】待望の”QSP”とは?

    皆さまご存じApplication Recovery Kits(以後ARK)は、「高度な専門知識がなくてもだいじょうぶ!制御スクリプトをかかずともLifeKeeperを実装できる便利機能」です。

    ただ、ARKのラインナップにないアプリケーションをご利用の場合、”Generic ARK”という弊社からご提供するフレームワークにスクリプトを入れ込んで構築いただいており、一部工数が発生しておりました。

    が!
    ”QSP”(クイックサービスプロテクション)がリリースされたことで、GUIの操作のみで簡単にLifeKeeperに組み込めるように✨

    今まではLinuxのみのご提供でしたが、Windowsも満を持して2023年8月にリリースいたしました🎉動画では、Apache+Tomcatの検証環境を詳細に手順を交え、お伝えしております。構成の参考になれば幸いです!

     “帳票基盤において国内シェアNo.1(※1)ウイングアーク1st株式会社が語る”
     最新情報とLifeKeeperとの連携について

    そして!ウイングアーク1st株式会社様のご登場です!

    昨今、システム障害のニュースが世間を賑わせており、「障害対策を強化したい」といったお問い合わせが、特に帳票基盤をお持ちのお客様から増加傾向にあります。

    ビジネスドキュメント領域の製品を通し、エンドユーザー様のご要望の実現に向けた提案を日々行ってらっしゃるウイングアーク1st株式会社 梶原様に“帳票基盤のエキスパート×障害対策のエキスパート”でご提供できるソリューションについて、お話いただきました。

    ワンプラットホームで帳票作成・管理が可能!

    帳票基盤ソフトウェアにおいて国内シェアNo.1(※1)のウイングアーク1st株式会社様、自社の製品のみで帳票周りのトータルサポートが可能です。

    帳票・文書管理事業の代表的なプロダクトである電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」と帳票基盤ソリューション「SVF」なぜこれらの製品が優れているのか?まず、前提としてインボイス制度と電子帳簿保存法について、そして法の施行により企業が抱える課題についてもお話いただきました。

    それぞれの得意分野に特化したサービスを複数契約することで、現場ではこのような声が多く聞かれるそうです。

    • “ドキュメントの複数管理で疲弊している..”
    • “管理ツールが散在しており業務効率が落ちている..”
    • “電子帳簿保存法、インボイス制度で業務フローが複雑になった..”

    保管・管理と受け取りツールの使い分けで 9割近くのお客様が効率の低下で悩んでおり、7割以上が情報漏洩リスクの高まりを実感されているというデータも😢

    (参考:https://corp.wingarc.com/public/202304/news2564.html)

    ◎”invoiceAgent”を使えば…!

    ワンプラットフォームで文書の送付・受領・保管等ができ、企業間取引文書の一元管理ができます!

    対象帳票が請求書だけでなく、注文書や見積書等も含まれており将来的に全社の電子化・ペーパーレス化も見込めます✨

    ◎”SVF”を使えば…!

    ロジックを含む帳票もノンプログラミングで、レコードの件数や中身に応じてレイアウトが変わる「可変帳票」も簡単に設計できます✨もちろんインボイス制度に対応した上で、社内外・業種・業務を問わず多彩で高度な帳票設計が可能です。

    ▼各製品サイトはこちら

    帳票基盤に見合った障害対策とは?

    そして、先述した通り、帳票基盤システムの障害対策を検討されるお客様が増えております。

    特にクラウド上では、予期せぬインフラ側の障害も発生するためオンプレよりも可用性について、考慮されるお客様が増えているように感じます。

    そこで、SVF・LifeKeeper製品どちらも扱ってらっしゃる大手SIerのSCSK様にも参画いただき、AWS上でSVFを冗長化する検証を行いました。冗長化構成をお考えの方は是非、検証レポートをダウンロードいただけると幸いです。

    ▼▼構成レポ―トはこちら▼▼
    https://mk.sios.jp/BC_DL_LK_Win_SVF

    この検証レポートは

    • LifeKeeperとSVFのインストール手順、インストールするドライブの場所
    • LifeKeeperでのリソース設定
    • LifeKeeperでの動作確認方法

     などがスクリーンショットつきで細かく掲載されています。

    ※検証環境はAWSですが、現在はSVFおよびLifeKeeper for Windows がサポートしている全てのクラウド、仮想環境および物理環境でのご利用をサイオス社がサポートいたします。

    なぜLifeKeeper?
    選ばれる理由を事例とユースケースでご紹介します!

    最後に弊社セールスの大橋より、毎回高い評価をいただける事例についてお伝えいたしました。
    構築会社様・コンサルティング会社様・エンドユーザー様とフェーズ毎にお話を聞いており

    • LifeKeeperを選択した理由
    • 何がベストプラクティスだったのか

    これらを実際の課題を交え、ご紹介しております。

    落ちることを前提とし、すぐに復旧できるシステム構成の実現

    今回は、高砂熱学工業様の事例をご紹介させていただきました。

    決算に直結するため締めの時期は1日の遅れも許されないシステムということで、SAPによる会計基盤をAzureで構築、SAPの機能とLifeKeeperで可用性を担保されました。

    なぜLifeKeeperを選ばれたのか?端的にお伝えすると、下記の4点がご評価いただけたとのことです。

    • システム稼働後のAzure停止時にもスムーズに切り替わり影響はなかった
    • 安心感をもって使える製品(Quorum/Witnessパッケージが製品標準)
    • 導入実績
    • SAP認定ソリューション

    実際、カットオーバー後に基盤停止が起こっても、スムーズに稼働系から待機系に切り替わり、全く影響はなかったと伺ってます。「IaaSという不安定な基盤の上で、SAPのような基幹システムの安定稼働を求めるときに、LifeKeeperはなくてはならない存在だと稼働後に再認識しています。安定稼働を実現できていて感謝しています。」

    ご担当者様からは上記のようなお言葉をいただきました。

    LifeKeeperを用いて課題をどう解決するか、解決策の具体的なユースケースは先述した資料にも記載がございますので、是非ご覧ください!

    セッションのオンデマンド動画

    さて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。残念ながら、こちらではウェビナーのほんの一部しかお伝えできておりません。セッション別にオンデマンド動画をご用意しておりますので、是非ご覧ください!

    • セッション1.LifeKeeper最新リリース情報 (With NewGUI)  ついに実装されたWindows版QSPの紹介
      サイオステクノロジー 國政
      https://youtu.be/rA-9LA-WFnQ
    • セッション2.”帳票基盤において国内シェアNo.1(※1)のウイングアーク1st株式会社が語る”最新情報とLifeKeeperとの連携について
      ウイングアーク1st株式会社 梶原様
      https://youtu.be/udxvsOP1uys
    • セッション3.なぜLifeKeeper?選ばれる理由を事例とユースケースでご紹介します!
      サイオステクノロジー 大橋
      https://youtu.be/Czr4PTTe4OI

    (※1)株式会社デロイトトーマツミック経済研究所
    「帳票設計・運用製品の競合調査2022年度版」(帳票運用製品)