暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、今年の暑さのピークの時期を思えば既に秋の気配も感じられ、極度の寒がりのわたくしにとって昨夜は既に肌寒さすら感じてしまいました。これから本格的な季節の変わり目を迎えますが、皆様是非ご自愛のほどを!
さて本題です。
今年もセキュリティ関連のインシデントが繰り返し繰り返し世間を賑わすこととなりました。情報セキュリティ対策は「ここまで対策をしたから永遠に安心!」ということには決してなり得ません。日々刻々と生まれる新たな脅威とどう戦っていくのか?それは規模を問わず全ての企業に突き付けられた永遠の課題であると言っても過言ではないでしょう。
数あるセキュリティ対策の中でも、企業の財産でもあり資源でもある「データ」をどうプロテクトし、常に「データ」を利用可能な状態を保ち、そしてどうやって「データ」の漏洩を防ぐか?を考えることは最も重要度の高いものの一つと言えます。
一度データが外部に漏洩したら、企業に対するビジネスインパクトと信頼の失墜は計り知れないものがあります。
Oracle TDE (Transparent Data Encryption/透過的データ暗号化)は、ユーザーが暗号化と復号処理を意識することなく暗号化データを扱うことができるOracle Databaseの機能です。
権限のないデータへのアクセス阻止も可能で、不正アクセスによる情報漏洩防止に有効な手段を提供します。
今回Amazon Web Service (AWS)環境で、Widows Server 2022 上に Oracle database 19c を配置し、LifeKeeper for Windows version 8.10.0 で保護した環境で TDE の検証を実施した結果をドキュメントとして公開いたします。
(ドキュメントは以下のボタンからご取得ください。)
尚、Oracle TDEの構成にはいくつものパターンがあり、この検証レポートはそれら全てを網羅したものではありません。
いくつかある構成パターンの中からLifeKeeperとの連携の確認が取れているもののひとつとしてご参考としていただければ幸いです。
またこの検証レポートでは触れていない構成については、読者の皆様からのご要望次第で追加の検証を検討いたしますのでフィードバックをお願いいたします。