みなさん、こんにちは。西下です。
本格的な寒さが続きますね。当記事の執筆時点はまだ雪は降っていませんが、今年は果たして降るのでしょうか?昨年は結構降った日があり、雪に弱い首都圏の帰宅を直撃して大変でしたね。その日私は遅く帰る方にヤマを張り、仕事を必要以上に片付けてから帰宅しましたが正解でした。最近はリアルタイムに混雑情報が入ってくるので便利ですよね。
さてSAPの分野では、2025年で保守切れとなるSAP ERPは後継のS/4 HANAへの移行が加速しています。S/4 HANAではデータベースがHANAに限定されます。
なお、当社のHAクラスターソフトのLifeKeeper for Linuxは、SAP HANAに対応しており、既に複数の検証実積や導入実績があります。
HANAに最適化されたクラウド~CTC CUVICmc2~
SAP HANAの最大の特徴は、インメモリー型のデータベースを採用している点にあります。このため、HANAを運用する環境は大量のメモリーが搭載可能な高スペックかつ堅牢であることが必須要件になります。クラウドへの移行を考えた時、サイジングやコストを考慮するとなかなか選択肢に迷われているお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこに答えを出すのが、当社のパートナー企業のCTC様です。CTC様では、HANAに最適化されたクラウド(IaaS)のCUVICmc2を提供されています。mc2の強みはHANAをターゲットにした高スペックな点ももちろんありますが、実使用量にのみ課金されるというコストを重視した機能も大きな強みです。今後HANAの導入事例がますます増えていくことでしょう。
昨年CTC様は、CUVICmc2を中心とした共同検証を、SAPに強いハードベンダーおよびソフトベンダー9社の企業で実施されました。
当社も協力させて頂き、LifeKeeper for Linuxを使ってCUVICmc2上のHANAを冗長化し、素晴らしい結果を出しています。
この9社共同の検証プロジェクトを取りまとめられた、CTC クラウドサービス本部インテグレーション企画開発部部長代行(兼)クラウドサービス企画開発部部長代行(兼)ハイブリッドクラウド企画開発課課長の神原宏行様が、CUVICmc2の強みをビジネス on ITで公開されています。
<SAPシステムの可用性検証環境概要>
その中で神原様は、CUVICmc2といえどIaaSであるため、HANAに求められる可用性を担保するためには実績豊富なLifeKeeper for Linuxが必要であることと、当社のLifeKeeper for Linuxが良い結果を出したことをご高評いただいています。
Iaasの責任範囲を知っておきましょう~責任共有モデル~
クラウドのセキュリティは利用者とベンダーの責任共有モデルと言われています。これは可用性の担保についても同じことが言えます。
最近の障害原因の傾向として、ハード起因よりもソフトウェア起因の割合が増えてきていると言われているので、利用者側で上記のオレンジ色の領域の可用性の確保が求められます。SAP HANAをクラウドへ移行する際は、ぜひご考慮ください。
ビジネス on IT
CUVICmc2を中心とした共同検証の詳細は、下記の記事をご覧ください。特にSAP ERPの移行をご検討の方は必見です。
「SAP S/4HANAのインフラ構築方法を検証から読み解く(可用性編)」
https://www.business-on-it.com/2001-sap-s4hana-ha-integration/
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