【3分で読める】JP1の障害対策のトレンドとこれから求められる対策とは?

    はじめに

    みなさんこんにちは。東日本のプリセールスの西下(にしした)です。

    前回は基幹系システムの第一弾としてSAPにフォーカスして、当社の高可用性ソリューションについてお伝えいたしました。

    今回は第二弾として、JP1にフォーカスしてこれから求められる対策についてご紹介いたします。

    当社にとってJP1は、以前からオンプレ環境で多数実績のある構成ですが、最近の傾向としてJP1をオンプレからクラウドに移行される案件が顕著に増えています。

    JP1には多くの機能がありますが、その中でも業務の自動化を司るAJS3(Automatic Job Management System 3)は、決まった時間までに定型処理を正しく終わらせる必要があるため、基幹系システムの中でも中心的な役割になります。

    例えば夜間にJP1/AJS3が障害を起こしてもしも誰も気づかなかった場合、朝出社した担当者の方は大慌てで流すべき処理のリカバリに追われ、業務は大きな混乱をきたしてしまうことでしょう。

    だからといっていつ起こるかわからない障害に、常に人間が付きっきりで監視し続けるのも、コスト的には無駄が多いと言えます。そこで、障害の監視と復旧を低コストで自動化するのが、当社の高可用性ソリューションです。

    当社の取り組み

    当社では日立製作所との協業の一環で、専用Webページを用意しています。また、当社のHAクラスター製品のLifeKeeperでJP1を冗長化する手順についてもガイドを公開しております。

    当社連携ソリューションページ

    連携ソリューション

    関連資料:日立統合システム運用管理JP1のクラスター構成ガイド

    JP1の障害対策のポイント

    JP1には多くの機能がありますが、前述の通り障害対策として冗長化する要件は、自動ジョブ実行スケジュール管理製品の「AJS3」に集中しています。

    下図はLinux環境の例ですが、各業務サーバーで動いているJP1/AJS3 AgentとこれらのAgentを管理するJP1/AJS3 ManagerをHAクラスターソフトのLifeKeeperを使って冗長化しています。

    JP1_LK_Linux構成例

    このソリューションにより、オンプレ環境はもちろん、クラウド環境でもオンプレ環境と変わらないレベルの障害対策が実現します。

    具体的には、HAクラスターソフトのLifeKeeperおよびWSFC、そしてデータレプリケーションソフトのDataKeeperの構成で冗長化して障害対策を高めています。

     

    OS毎の可用性対策

    ◇Windows環境

    Windows環境の場合はWSFCが障害監視と切り替えを行います。

    但しAWSやAzureといったクラウド環境を考えた時、クラウド環境ではWSFCでは必須要件の共有ストレージが使えません。そこで当社のDataKeeper(DataKeeper for Windows Cluster Edition)を組み合わせます。DataKeeperの作り出すミラー領域はWSFCに共有ストレージとして認識されます。

    つまり、共有ストレージが使えるオンプレと同じ感覚でクラウド上でWSFCのHAクラスターを構築できます。

    この構成で特筆すべき点は、DataKeeperで作り出すこの環境はMicrosoft社サポート対象の環境で、唯一共有ディスク不要でWSFC構成が可能なソリューションとして認知されている点です。

    ※なお、JP1のサポート要件については、日立製作所またはJP1販売パートナーに構成をご確認ください。

    ◇Linux環境

     Linux環境の場合、当社のLifeKeeperによる冗長化構成となります。

    一般的なHAクラスターソフトでは必要なスクリプトの作成は不要です。当社にて作成したスクリプトをオプションリカバリキットとして販売しています(上図の「Generic ARK for JP1/AJS3 Agent/Manager」が該当。製品は無償提供(保守は有償))。オプションリカバリキットを使うことで、GUI画面上で容易にHAクラスターを構築できます。

    >>HAクラスターソフトウエア製品比較

    また、冗長化構成ではサーバー間でデータの共有が必要になります。当社ソリューションでは、スタンダードな共有ストレージを使う方式はもちろん、使わない方式の両方に対応していますので、お客様のご要件に合わせた選択ができます。

    ※なお、JP1のサポート要件については、日立製作所またはJP1販売パートナーに構成をご確認ください。

     

    <概念図(データレプリケーション構成)>

    データレプリケーション構成

    <概念図(共有ストレージ構成)>

    JP1

    費用例

    当社高可用性ソリューションでは、他の商用ソフトと比較して比較的安価に構成できます。

    Windowsの高可用性構成の場合に必要となる当社製品(AWSやAzureといったクラウド環境を想定)は下記のとおりです。

    DataKeeper for Windows Cluster Editionx2ノードの費用(税抜メーカー定価) 

    製品 ※買い取りライセンス

    メーカー定価(円)

    保守1年(円)

    数量

    合計(円)

    DataKeeper for Windows Cluster Edition

    390,000

    97,500

    2

    975,000

    ※当社製品はノードライセンスです。
    ※2年目以降は保守費用のみが発生します。
    ※サブスクリプションライセンスについては下記からお問い合わせください。

    まとめ

    オンプレ環境が多いJP1も、最近はクラウドへの移行ケースが増えつつあります。クラウド移行の際には、移行先でも障害対策は必要です。

    クラウドは利用者が意識しなければ、障害対策は十分とは言えません。

    多くの実績のある当社ソリューションもっと詳しく知ってみませんか?

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    お問い合わせ先

     https://mk.sios.jp/BC_Web_Inquiry.html

     

    次回はHULFTのこれからの障害対策についてわかりやすくご紹介致します。お楽しみに!

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