HULFT連携 高可用性ソリューション 最新情報!

    みなさん、こんにちは。西下です。

    もうすっかり冬本番ですね。私もようやくコートを着て通勤しております。読者の皆様に置かれましては、どうぞ体調にご留意下さいませ。

    さて、本日は当社の高可用性ソリューションのHULFT対応のupdate情報をご案内致します。代表的な基幹系システムのHULFTは、24時間止められない運用が求められるため、HAクラスターによる情報要件が非常に多いのが特徴です。今年1年を締めくくる形でupdateをご案内させていただきます。

    Windows 環境への対応

    まずはWindows環境への対応です。HULFTはWindows環境で運用されるケースが非常に多いため、以前からWindows環境への正式サポートのリクエストを多く頂いておりました。そこで当社では10月頭から下記の2通りのWindows構成を新たに正式サポートしております。

    1

    LifeKeeper for Windows(Generic ARKを使用*1)によるHAクラスター構成

    2

    WSFC(Windows Server Failover Clustering)+DKCE(DataKeeper for Windows Cluster Edition)によるHAクラスター構成

    これにより、当社の高可用性ソリューションでは、Linux版とWindows版のHULFTを網羅することになりました。下記のHULFT連携ソリューションページから検証レポートをダウンロードいただけます

     HULFT連携ソリューションページ

    上記は、物理・仮想・クラウドのいずれの環境にも対応しています。(※HULFTおよびLifeKeeper・DataKeeperのサポート環境であることが前提です。)

    広がるサポート環境

    LifeKeeper/DataKeeperは物理・仮想・クラウド環境を広くカバーしています。

    構成LinuxWindows
    物理仮想クラウド物理仮想クラウド
    LifeKeeper+共有ストレージ– *1– *1
    LifeKeeper+DataKeeper〇*4〇*4
    WSFC+DataKeeper– *2– *2– *2〇*4
    Single Server Protection〇*4– *3– *3– *3

    *1:一般的なクラウド環境は共有ストレージがサポートされていません。当表では、ベアメタル環境は物理環境と見なしてあります。
    *2:WSFCはWindows Server標準のHAクラスター機能のため、Linux環境では使えません。
    *3:Single Server ProtectionはLinux版のみの提供になります。
    *4:サポートされるクラウド環境についてはお問い合わせください

    仮想(vSphere)環境の場合は、LifeKeeperによるHAクラスター構成は下記のようになります。(Linux版/Windows版問わず)

    仮想環境の構成例

    下記は典型的な仮想環境での構成例です。概念図は共有ストレージ構成ですが、データレプリケーション構成にも対応しています。

    HULFTとLK_仮想

    一方、最近のHULFTのクラウド移行案件では、移行先にAWSやAzureといったクラウド環境が選ばれることが当たり前になっています。Azureを例にすると、移行後の構成例(Windows環境の場合)は下記のようになります。

    Windows 環境でWSFCを使うケース

    WSFC_DK_HULFT

    なお本件について、セゾン情報システムズ様との共同プレスリリースを発表させていただきました。ご存知のかたも多いかと思いますが、合わせてご参照下さいませ。

    共同プレスリリース:サイオステクノロジーとセゾン情報システムズ、Microsoft Azure上での高可用性データ連携ソリューションで技術協力

    HULFT8 一般ユーザ権限による運用もサポート!

    あともう1件のupdateとして、最新版のLifeKeeper for Linux v9.3.1からは、一般ユーザ権限によるHULFT8の運用についても、サポート可能となりました。HULFT8からは、それまでの管理者権限だけではなく、一般ユーザー権限でも運用できるようになっています。HULFT側のこの機能更新にLifeKeeper for Linuxも追従致しました。

    LifeKeeper for Linux / SIOS Protection Suite for Linux / Single Server Protection for Linux v9.3.1リリースのご案内

    HULFTの冗長化案件は大変多くお引き合いを頂いており、当社としても最優先で機能拡張や検証をセゾン情報システムズ様と連携して行っております。今後もサポートの面と機能の面の両軸でお客様を支援させていただきます。

    関連情報

    下記ソリューション専用サイトで詳細をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

    HULFT連携ソリューションサイト

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    [Linux] HULFT Recovery Kit の処理概要