【3分で読める】HULFTの障害対策のトレンドとこれから求められる対策とは?

    はじめに

    みなさんこんにちは。東日本のプリセールスの西下(にしした)です。

    前回は基幹系システムの第二弾としてSAPに続いてJP1にフォーカスして、当社の高可用性ソリューションについてお伝えいたしました。

    今回は14年連続国内シェアNO.1のファイル転送ツールのHULFTにフォーカスしてこれから求められる対策についてご紹介いたします。

    HULFTは既に運用されている方も多いと思います。当社にとってHULFTはJP1と同様に、以前からオンプレ環境で多数実績のある構成ですが、最近の傾向として、オンプレからクラウドに移行される案件が顕著に増えています。

    HULFTはシステムの特性上、夜中も支社や取引先等との間で通信が行われます。HULFTはFTPに対する優位点としてファイルの整合性確認機能が提供されていますが、HULFTのサービスそのものが止まってしまうと、そもそものファイル通信自体が行えなくなってしまいます。朝の営業開始までに支店や取引先と大量のファイル転送を終えておかないといけないのに、朝出社したら途中で止まっていたりすると大変です。

    この場合、朝出社した担当者の方は大慌てでリカバリに追われ、業務は大きな混乱をきたしてしまうことでしょう。だからといっていつ起こるかわからない障害に、常に人間が付きっきりで監視し続けるのも、コスト的には無駄が多いと言えます。そこで、障害の監視と復旧を低コストで自動化するのが、当社の高可用性ソリューションです。

    >>HAシステム(1) – 高可用性システムとクラスタリング

    当社の取り組み

    当社ではセゾン情報システムズとの協業の一環で、専用Webページを用意しています。また、当社のHAクラスター製品のLifeKeeperでHULFTを冗長化する手順についてもガイドを公開しております。

    当社連携ソリューションページ

    キャプチャHULFT

    <構築ガイド>

    LifeKeeper for Linux HULFT Recovery Kit 管理ガイド

    HULFTの障害対策のポイント

    HULFTのサービスを構成する主要なプロセス(デーモン)として、配信プロセス(snd)、集信プロセス(rcv)、要求受付プロセス(obs)が存在します(Windows、Linux共に)。

    これらのプロセスをそれぞれ監視し、問題が検知されれば障害復旧が行われる処理が行われます。

     

    <概念図>

    HULFT監視

    このソリューションにより、オンプレ環境はもちろん、クラウド環境でもオンプレ環境と変わらないレベルの障害対策が実現します。具体的には、HAクラスターソフトのLifeKeeperおよびWSFC、そしてデータレプリケーションソフトのDataKeeperの構成で冗長化して障害対策を高めています。

    OS毎の可用性対策

    ◇Windows環境

    Windows環境の場合はWSFCが障害監視と切り替えを行います。但しAWSやAzureといったクラウド環境を考えた時、クラウド環境ではWSFCでは必須要件の共有ストレージが使えません。

    そこで当社のDataKeeper(DataKeeper for Windows Cluster Edition)を組み合わせます。DataKeeperの作り出すミラー領域はWSFCに共有ストレージとして認識されます。

    つまり、共有ストレージが使えるオンプレと同じ感覚でクラウド上でもWSFCのHAクラスターを構築できます。

    この構成で特筆すべき点は、DataKeeperで作り出すこの環境はMicrosoft社サポート対象の環境で、唯一共有ディスク不要でWSFC構成が可能なソリューションとして認知されている点です。

    ◇Linux環境

    Linux環境の場合、当社のLifeKeeperによる冗長化構成となります。一般的なHAクラスターソフトでは必要なスクリプトの作成は不要です。当社にて作成したスクリプトをオプションリカバリキット(HULFT RecoveryKit)として提供しています(製品は無償提供(保守は有償))。このオプションリカバリキットを使うことで、GUI画面上で容易にHAクラスターを構築できます。

    >>HAクラスターソフトウエア製品比較

    また、冗長化構成ではサーバー間でデータの共有が必要になります。当社ソリューションでは、スタンダードな共有ストレージを使う方式と使わない方式の両方に対応していますので、お客様のご要件に合わせた選択ができます。

    <概念図(データレプリケーション構成)>

    HULFTデータレプリケーション構成

    <概念図(共有ストレージ構成)>

    HULFT

    費用例

    当社高可用性ソリューションは、他の商用ソフトと比較して比較的安価に構成できます。Windowsの高可用性構成の場合に必要となる当社製品(AWSやAzureといったクラウド環境を想定)は下記のとおりです。

    DataKeeper for Windows Cluster Editionx2ノードの費用(税抜メーカー定価) 

    製品 ※買い取りライセンス

    メーカー定価(円)

    保守1年(円)

    数量

    合計(円)

    DataKeeper for Windows Cluster Edition

    390,000

    97,500

    2

    975,000

    ※当社製品はノードライセンスです。
    ※2年目以降は保守費用のみが発生します。
    ※サブスクリプションライセンスについては下記からお問い合わせください。

    まとめ

    オンプレ環境が基本であるHULFTも、最近はクラウドへの移行ケースが増えつつあります。クラウド移行の際には、移行先でも障害対策は必要です。

    クラウドは利用者が意識しなければ、障害対策は十分とは言えません。

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