こんにちは、サイオステクノロジーの高田です。
今回は、株式会社セゾンテクノロジー社が提供するデータ連携ミドルウェア製品「DataSpider Servista」についてのお話です。DataSpider Servistaは企業活動を支える重要なシステムとして、十分な障害対策の検討が必要です。その一つとして、クラスタソフトウェアによる冗長構成での対策があります。
今回は、DataSpider ServistaをHAクラスタソフト(LifeKeeper)で冗長化して動作検証を行いました。検証の構成や動作確認の内容も含めた動作検証レポートを作成しましたので、冗長化をご検討している際は本レポートを参考にしてください。
また、今回の検証では株式会社セゾンテクノロジー様との共同検証を行いました。Linux版は株式会社セゾンテクノロジー様が実施し、Windows版は当社(サイオステクノロジー)で実施しました。それぞれのページからダウンロードしてください。
本ページでは、ご紹介するレポートの内容を簡単にご紹介します。
今回は以下のような構成で作成しています。AWS環境上の各アベイラビリティーゾーンにクラスターノードを配置して、DataSpiderを冗長化します。
今回の検証では、クラスターノードと同じVPCにクライアントが存在するケースとオンプレミス環境に見立てた異なるVPCにクライアントが存在するケースの両方でクライアントからDataSpider Servistaに接続できることを確認しました。
※今回はAWS環境を利用していますが、他の環境でもご利用いただくことが可能です。
検証した環境のサーバー構成やネットワーク構成等の詳細については、レポートに記載しています。また、クラスター環境の構築も含めた大まかな手順や動作確認の内容などもレポート内で紹介しています。
検証のポイントは、以下となります。
- AWS環境で利用する場合は、RouteTableシナリオのみ利用可能
- データミラーリングソフトのDataKeeperを利用する場合は、「同期モード」でミラーリング
レポートの内容に沿って構築するとLifeKeeperのリソース階層は、最終的に以下のようになります。
<LifeKeeper GUI画面>
DataSpider Servistaの冗長化に興味がある方は、ぜひ検証レポートをご参照ください。