こんにちは、マーケティング担当クニイです。
先日、伊藤忠テクノソリューションズ様・日立製作所様・アマゾンウェブサービス様と共催で、「基幹システムのクラウド化」というテーマのウェビナーを開催しました。
今回は、その内容をダイジェストでご紹介します。
本記事最後では、サイオステクノロジーがウェビナーで使用した資料もダウンロードできますので、ご興味のある方はぜひご覧ください!
1の矢:基幹業務におけるクラウド化の価値
まずは、アマゾンウェブサービス合同会社田中様より、インフラの切り替えに留まらない、基幹システムにおけるクラウド化の価値について解説いただきました。
企業におけるクラウド化の流れが本格化する一方で、クラウドの導入にはいくつかの壁があり、全ての企業が順調に進められているわけではありません。
そんな企業が抱えるクラウド化への懸念点、そしてそれらを払拭できるクラウド化の価値についてご紹介いただきました。
本セミナーでは、特に「基幹システムの可用性」という観点で詳しく深堀していました。
AWSは高い耐障害性と高可用性を提供していますが、構成等の条件によってはそれらのメリットを活かせない場合もあります。
そういった場合には、日立製作所様の運用管理ソフトウェアである「JP1」やサイオステクノロジーのHAクラスターソフト「LifeKeeper」などのソリューションを活用することで、AWSの特徴を活かしたシステムを構築することができます。
2の矢:AWS上の基幹系システムの運用管理をJP1で効率化
2の矢として、日立製作所山原様より、AWS上の基幹システムの運用管理をJP1でどのように効率化できるのかについて、ユースケースを交えて解説いただきました。
近年では、基幹システムにおいても、クラウドへのリフト・シフトの動きが加速しており、その運用管理のニーズも高まっています。
日立製作所様のJP1は、統合管理・ジョブ管理をはじめとした豊富な機能により、そのような企業のニーズに応えることで、実績を伸ばしています。
本セミナーでは、ユースケースに触れながら、業務自動化とシステム監視の効率化をAWS×JP1で実現する方法について解説いただきました。
セッションの最後では、JP1のクラウド移行時の可用性についても言及していました。
クラウド環境のハードウェアの可用性はクラウドベンダーによって担保されていますが、JP1等のアプリケーションレイヤの可用性確保はユーザーにゆだねられています。
そこで、おすすめの方法として、HAクラスターソフトなどによるクラスタ化が挙げられていました。
3の矢:クラウド上の基幹システムの高可用性の確保について
3の矢として、当社サイオステクノロジー高正より、クラウド上で基幹システムを利用することが一般的になってきた近年、可用性はどのように確保していくかについてご紹介しました。
AWS様、日立製作所様のセッションでもあった通り、システムのクラウド移行を考えるうえで可用性の確保は不可欠なものになっています。
そんななか、オンプレミスと同等の可用性を確保しつつAWSへ移行する方法として、当社のHAクラスターソフト「LifeKeeper」の利用がおすすめです。
「LifeKeeper」は、AWSにおける様々な接続方式をサポートしており、オンプレミス環境などで構築した基幹システムを可用性を確保したままクラウド環境へシステムを移行することが可能です。また、JP1をはじめとした保護対象のアプリケーション毎に独自のスクリプトを多数ご用意していますので、ユーザーのクラスタ構築にかかる工数を大きく削減することができます。
AWS環境での構成例等の詳細についてはこちらよりセミナー資料をご覧ください。
4の矢:基幹システムに求められるインフラ全体の設計・運用をAWS環境でも提供
4の矢として、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社古川様より、基幹システムにおけるインフラ全体の設計・運用の際に利用いただけるサービスについてご紹介いただきました。
本セミナーで紹介があったAWS、JP1、LifeKeeper等の設計・構築について、伊藤忠テクノソリューションズ様では幅広いサービスをご用意しており、一貫した支援を可能にしています。
さいごに
本セミナーで紹介があった通り、基幹システムをクラウド移行する上で、可用性の問題は切っても切り離せないものです。
サイオステクノロジーでは、クラウド移行時の可用性確保という観点で多数の実績があります。
「基幹システムをクラウドに移行したいんだけど可用性が・・」「そもそも可用性の確保ってどうしたらいいの?」などの課題をお持ちの方はぜひセミナー資料をご覧ください!
LifeKeeperとJP1の評価キット
また、AWS上のJP1をLifeKeeperで冗長化するための評価キットを、日立製作所様のサイトにて提供しております。ハンズオントレーニングで使った詳細な手順書がついておりますので、JP1案件の構成検証などにぜひお役立てください。
手順書目次
- AWSで仮想環境作成
- LifeKeeper導入/設定
- DataKeeper導入と設定
- リソース作成
- Transit Gateway設定
- JP1導入と設定
- 動作確認