サイオステクノロジー海外拠点の事例のご紹介です。
タイヤ小売業者であるMavis Discount TireにSIOS DataKeeper Cluster Editionを導入し、SQL Serverに高可用性を提供いたしました。
CIOのシュワルツ氏のコメント共に、その具体的なメリットをご紹介いたします。
「SIOS DataKeeper Cluster Editionソフトウェアは、急速に成長している企業にとって優れたテクノロジーです。使いやすく、不要なSANハードウェアや冗長スイッチを購入する必要がありません。」
– Mavis Discount Tire CIO、エドワード・シュワルツ氏
Mavis Discount Tireはニューヨークに拠点を置くタイヤ小売業者で、米国北東部全域で150店舗を展開しています。同社は、SQL Server 2008 R2 Enterprise EditionとSQL Server 2012 Enterprise Edition上で実行されているビジネスクリティカルなアプリケーションを使用して、注文、在庫、その他のビジネスクリティカルなプロセスを管理しています。
同社のような小売店にとって、アプリケーションのパフォーマンスは非常に優先順位が高いです。Mavis Discount TireのCIO、エドワード・シュワルツ氏は次のように述べています。
「高い顧客満足度を維持するためには、応答時間が遅かったり、ダウンタイムが発生することは許容できません。」
課題
同社は、パフォーマンスに影響を与えず、 SQL Server アプリケーションとデータベースに高可用性(HA)保護を提供する方法を必要としていました。そして、Windows Server フェールオーバー クラスタリング(WSFC)を使用したクラスタリングの使用を検討しました。
しかし、従来のクラスターソリューションを実装し、必要とされる高いレベルのパフォーマンスを維持するためには、Mavis Discount Tireには複数のSANと、専用かつ冗長化された外部スイッチが必要でした。
「従来のWSFC環境であればアプリケーションをダウンタイムから保護することができましたが、それにはSANストレージが必要です。しかし、SANストレージを使用すると、コスト、複雑さ、パフォーマンスのオーバーヘッドが増えてしまいます。」と、シュワルツ氏は言います。
同社はそれほど大量のデータは保存しないため、外部 SAN を導入するメリットはあまりないと考えていました。また、SANストレージがトランザクションの多いSQL Serverデータベースに与える可能性のあるパフォーマンスの影響についても懸念していました。
ソリューション
Mavis Discount TireのIT部門は、SANを使用せずにHAと災害復旧(DR)保護を提供するために、SIOS DataKeeper Cluster Editionを選択しました。
「従来のクラスターを作成するのと同じ方法で、WSFCを使用してSQLサーバー環境用に2ノードクラスターを作成しました。」と、シュワルツ氏。
「DataKeeperを追加するだけで、SANLess構成でローカルストレージを使用できるようになりました。」
DataKeeperは、パフォーマンスが最適化されたホストベースのレプリケーションを使用して、クラスター内のプライマリノードとスタンバイノードのローカルストレージを同期し、WSFCにSANとして認識されるストレージを作成します。
結果
Mavis Discount Tireは、ビジネスクリティカルなSQLアプリケーションを保護するために、DataKeeperを4年以上使用していますが、パフォーマンスを低下させることなく高可用性を提供してくれます。
SANLessクラスターを使用することで、MavisのITスタッフは共有ストレージクラスターの単一障害点のリスクも排除できました。
シュワルツ氏は次のように述べています。
「SIOS DataKeeper Cluster Editionは、急成長している企業にとって優れたテクノロジーです。使いやすく、不要なSANハードウェアや冗長スイッチを購入する必要がないからです。」
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