※この記事は翻訳されたものです。本記事の原文はこちら
クラウドに移行する理由を調べているうちに、クラウドコンピューティングの利点として、スケーラビリティ、信頼性、可用性などがあることを知ったという方も多いと思います。しかし、これらの用語は正確には何を意味しているのでしょうか。この記事では、多くの企業がクラウド移行の最終目的としている高可用性(HA)について考えてみたいと思います。
高可用性では、インターネットに接続されたあらゆるデバイスを使って、お客様や従業員がいつでもどこからでも製品、サービス、ツールにアクセスできるようにすることを目指します。そのためには、ハードウェアの障害、ソフトウェアの問題、人為的なミス、拠点全体の災害などが発生した場合でも、重要なアプリケーションが99.99%以上の確率で稼働することが必要です(これが高可用性の定義です)。
パブリッククラウドのプロバイダーは通常、サービスレベル契約(SLA)である程度の可用性を保証していますが、このSLAはクラウドハードウェアにのみ適用されます。SLAではカバーされないアプリケーションのダウンタイムは、さまざまな理由で発生します。そのため、問題を検知し、必要に応じてスタンバイサーバに確実にオペレーションを移行することができるクラスタリングソフトウェアを使用して、これらのアプリケーションを保護する必要があるのです。クラウドで何をどのように提供するかを計画する際には、自社の製品やサービス、クラウドインフラが、拡張性、信頼性に優れ、必要なときに必要な場所で利用できることが重要であることを忘れないでください。
クラウドの高可用性に関する2021年のさまざまな数字
さて、クラウドにおける可用性の定義ができたところで、それが組織やビジネスに与える影響を見てみましょう。以下の統計の数字にショックを受けるかもしれません。
- 2025年までにエンタープライズITの80%がクラウドに移行する見通し(Oracle)
- ITダウンタイムの平均コストは、1分あたり5,600ドルから11,600ドル(Gartner、Comparitech)
- ITスタッフと従業員の平均比率は1:27(Ecityworks)
- ダウンタイムの22%はヒューマンエラーの結果である(Cloudscene)
- 2020年には、企業のクラウドベースのアプリケーションの54%がオンプレミス環境からクラウドに移行し、46%がクラウド専用に構築されたものである(Forbes)
- 5社に1社は災害復旧計画を策定していない(HBJ)
- 70%の企業が過去1年間にパブリッククラウドのデータ侵害に遭っている(HIPAA)
- 48%の企業が機密情報をクラウド上に保存している(Panda Security)
- 3年間で96%の企業が停電を経験(Comparitech)
- 45%の企業がハードウェアの故障によるダウンタイムを報告している(PhoenixNAP)
私たちにできること – 情報の収集
こういった被害から自社のシステムを守るためには可用性への理解と正しい対策が必要となります。
そこで大切なことの一つが情報収集。ITの世界の常識というものは目まぐるしく変わってゆくものです。
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