皆さんこんにちは、西下です。
HAクラスター製品のLifeKeeperの特長の1つとして、様々なプラットフォームをサポートしている点があります。物理環境・仮想環境・クラウド(IaaS)環境をLifeKeeperはサポートしております。
最近はクラウド(IaaS)環境上でLifeKeeperによる冗長化構成を構築されるケースが全体の約半数を占めるほどになりましたが、まだまだ物理環境や仮想環境といったオンプレミス環境上でLifeKeeperを構築するケースは多くあります。この中で仮想環境については、以前はVMwareが圧倒的に多数を占めていましたが、Broadcomによる買収の影響もあり、最近はVMware以外の仮想環境を選ばれるケースも増えてきています。
当ブログでは、現在LifeKeeperがサポートしている仮想環境をご紹介致します。仮想環境をご検討の際にご活用下さい。
■LifeKeeper for Linuxの環境
Linux環境では、以下のの4つの環境がサポートされています。
・VMware(ESXi)
・Nutanix/AHV
・Hyper-V
・KVM
内訳であるサポート対象要素については、基本的には4つの環境で同様にサポートされていますが、共有ストレージに関する箇所に差異があるのでご注意願います。また、VMware環境ではvSANは非サポートとなります。(個別検証により個別サポートは可能)合わせて脚注をご確認願います。
*1:vSANは非サポートです。(個別検証により個別サポート可)
*2:現時点ではWindows Server 2022のHyper-Vのみがサポートされています。
*3:コミュニケーションパス全断によるノード障害として検知します。
*4:サポートストレージであることを前提としています。
*5:Any Storageのサポートポリシーはこちらをご参照願います。
*6:NAS ARKを使う構成を指しています。
*7:AHVの場合はABSがサポートされています。
その他のサポート要件はサポートマトリックスおよび仮想環境構成ガイドをご参照願います
■LifeKeeper for Windowsの環境
Windows環境では、以下の3つの環境がサポートされています。
・VMware(ESXi)
・Nutanix/AHV
・Hyper-V
内訳であるサポート対象要素については、基本的には4つの環境で同様にサポートされていますが、合わせて脚注をご確認願います。
*1:vSANは非サポートです。(個別検証により個別サポート可)
*2:コミュニケーションパス全断によるノード障害として検知します。
*3:AHVの場合はABSがサポートされています。
その他のサポート要件はサポートマトリックスおよび仮想環境構成ガイドをご参照願います。
■WSFCとDataKeeperの環境
Windows Server標準のHAクラスター製品のWSFC(Windows Server Failover Clustering)と、当社のDataKeeper for Windows Cluster Editionを組み合わせた環境では、以下の3つの環境がサポートされています。
・VMware(ESXi)
・Nutanix/AHV
・Hyper-V
動作要件はWSFCに依存します。DataKeeper for Windows Cluster Editionの観点では下記の表のとおりとなります。
*1:vSANは非サポートです。(個別検証により個別サポート可)
*2:AHVの場合はABSがサポートされています。
その他のサポート要件はサポートマトリックスおよび仮想環境構成ガイドをご参照願います。
当社では各仮想環境向けに、障害対策のポイントや、関連する技術資料を紹介したWebサイトをご用意しております。下記からご参照下さい。
・Hyper-V
・KVM