スプリットブレイン対策!新機能Storage Quorum/Witness のメリット

    こんにちは。今回はLifeKeeper for Linux v9.3 から実装された新機能、Storage Quorum/Witnessについてご紹介します。

    スプリットブレインとは?

    タイトルにある「スプリットブレイン」…これは、クラスターの複数のノードが、同時に稼働系としてふるまおうとしてしまう状態のことを指します。クラスターノード間の通信が何らかの理由で途絶えてしまうと、この状態に陥る可能性があります。

    クラスター環境では、スプリットブレインは非常に注意が必要です。サービスがサービスとして正しく機能しないばかりか、複数のノードから同時にデータ書き込みが行われるために、最悪の場合、データロストやデータ破損につながる可能性があるからです。
    split-brain

    スプリットブレイン対策

    スプリットブレイン対策として有効なのが、I/Oフェンシングの仕組みです。I/Oフェンシングによって複数のノードが同時に起動しないよう制御することで、スプリットブレインを防ぐことができます。

    LifeKeeperでは、従来からスプリットブレイン回避のため、SCSIの仕組みをはじめとする複数のフェンシング機能を提供してきました。今回、これのラインナップとして新たに加えられたのが、Storage Quorum/Witnessです。

    storage quorum witness

    Storage Quorum/Witnessのメリット

    このStorage Quorum/Witnessは、これまでLifeKeeperが提供してきたフェンシング機能のなかでも特に、「低コストで高い障害性が得られる」ことが大きなポイントです。

    専用ノード一つ、専用のサポートストレージのLUNを一つ、クラスターの物理ノード用のラック…など、従来のI/O フェンシングのような、ややハードルの高い準備は必要ありません。Storage Quorum/Witnessは、クラスターの全ノードから読み書きができるものを用意できれば、それだけでOKです。

    具体的には、以下のうちいずれかがあれば、Storage Quorum/Witnessが構成できます。

    • blockストレージ(LifeKeeperサポートストレージである必要はありません)
    • ネットワークファイルシステム(NFS)領域
    • アマゾンウェブサービス提供のS3クラウドストレージサービス

     いずれも、従来のI/O フェンシングと比較すると、各段に低コストで実現できます。また、オプションのARK製品も不要です。

    弊社より、構築ガイドもご用意しています。ぜひ、実際に試してみてくださいね。

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