合衆国首都圏における救急出動支援システムに高可用性を【海外事例】

    アメリカの救急出動支援システムのAzure移行に伴い、Datakeeperを使用して可用性を向上させた事例を紹介いたします。

    Azureクラウド内のMicrosoft SQL Server上のNCR CAD-to-CADを保護

    カリフォルニア州サンマテオ– 2020年10月20日
    インテリジェントなアプリケーションの可用性を提供する業界のパイオニア、米国サイオス(SIOS Technology Corp.)は、Emerging Digital Concepts (EDC)と提携し、Azureクラウド上のミッションクリティカルなNG-CAD-X CAD-to-CAD (C2C) Exchangeに高可用性のデータ保護を提供する運びとなったを発表しました。
    10年以上前、EDCはアメリカ合衆国首都圏(NCR)のC2C Exchangeを開発・構築しました。これにより、参加しているすべての管轄区域の数百人の救急救命士が、コンピューター支援出動(CAD)情報の交換、複数機関での対応の調整、リアルタイムのインシデント情報の共有や、消防救助、EMS、EMT(救急隊員)およびその他のリソースを含む何千もの最前線部隊の位置情報と出動可否の把握ができるようにしました。SIOS DataKeeper Cluster Editionによって利用可能になったフェールオーバークラスタリングは、最近のクラウド移行の一環としてシステムに追加されました。

    NCR Data Exchange Hub (DEH) C2C Exchangeソフトウェアは、Azure Cloudで動作するクラスター化されたMicrosoft SQL Serverデータベースを使用しています。SIOS DataKeeper Cluster Editionソフトウェアは、C2C Exchangeに高可用性(HA)保護を提供し、計画的なダウンタイムを設定せずに継続的な保守ができるようにします。

    アプリケーションのダウンタイムが課題

    クラウドベンダーが保証するサービスレベルは十分ではありませんでした。クラウドベンダーはハードウェアの操作性は保証していましたが、アプリケーションのダウンタイムの原因となるソフトウェアやネットワーク関連の保証は含まれていませんでした。

    SQL Server Standard Editionでの高可用性ソリューション

    この問題を解決したのが、SIOS DataKeeper Cluster Editionソフトウェアでした。これにより、NCRはHAを実現するために、費用効果の高いクラスタリングを使用してAzureクラウドにC2C Exchangeをデプロイできるようになりました。SIOSソフトウェアを使用すると、重要なデータベースをダウンタイムやデータ損失から保護できるだけでなく、より高価なSQL Server Enterprise Editionライセンスを購入する必要がなくなります。

    クラウド上でのフェールオーバー

    C2Cアプリケーションは、SQL Server Standard Edition上で、フェールオーバーオーケストレーション用のAlways On フェールオーバー クラスタリングを使用した2ノードのWindows Server Failover clustering(WSFC)構成で実行されます。SIOS DataKeeperソフトウェアは、ホストベースでブロックレベルのレプリケーションを提供してすべてのクラスターノードのローカルストレージを同期させることにより、SANlessクラスタリング環境を構築します。アプリケーション/データベースの可用性に対する脅威が検出された場合、運用は自動的にセカンダリーノードで実行されるようになり、セカンダリーノードはプライマリーストレージの同期コピーを使用します。

    高可用性だけでなく、メンテナンス性と経済性の向上も

    AzureでのHAデータベースクラスターの作成は、素早く簡単に行うことができました。「SIOS DataKeeperをWSFCノードにインストールし、ローカルノードストレージを設定するだけで、シームレスに動作しました」と、EDCの最高技術責任者兼共同創設者であるGreg Crider氏は述べています。「SIOS DataKeeperを使用すると、HAを実現できるだけでなく、計画的なダウンタイムやサービスの中断なしにデータベースのローリングメンテナンスを行うことができます。

    NCR C2C ExchangeにSIOS DataKeeperを実装して以来、データベースのダウンタイム問題やノード間のデータ損失は発生していません。EDCの社長・CEO兼共同創設者であるChris Wiseman氏は、次のように述べています。「予期せぬ制御不能なネットワーキングの問題がいくつか発生しましたが、データベースが迅速にフェールオーバーしたため、C2C Exchangeはエンドユーザーへのサービスを長期間低下させることなく動かすことができました。SIOSソフトウェアのおかげで、データの可用性を確保でき、低コストのSQL Server Standard Editionを使用することができます。これにより、当社の関係者により良いサービスを提供することができ、年間のコストも大幅に削減することができました。

    今後の展開

    EDCは、市販のNG-CAD-X C2C Exchange 製品により、C2C Exchangeの導入を全国に拡大しています。NG-CAD-XはNCRC2C Exchangeとメッセージ互換性があり、Azure Government Cloud for CJISにデプロイされています。これは、消防やEMS ESFに加え、CJIS準拠や法執行機関にも採用されており、データベースアーキテクチャにはSIOS DataKeeper Cluster Editionを実装しています。 

    サイオステクノロジーの最高執行責任者(COO)である新井正広は次のように述べています。「DEHの開発におけるEDCの先駆的な取り組みにおいて、SIOS DataKeeperが果たした役割を誇りに思っています。ファーストレスポンダーが頼りにしているミッションクリティカルなシステムの可用性を保護するために、今後もパートナーシップを継続していくことを期待しています。」

    SIOS Technology Corp.について

    SIOS Technology Corp.の高可用性とディザスタリカバリソリューションは、物理、仮想、クラウド、ハイブリッドクラウド環境で動作する重要なWindowsおよびLinuxアプリケーションの可用性を確保し、データ損失を排除します。SIOSのクラスタリングソフトウェアは、高度な回復力を必要とするアプリケーションを備えたITインフラに不可欠であり、パフォーマンスやデータを犠牲にすることなく稼働時間を確保し、計画的・計画外を問わず、ローカルな障害や地域的なシステム停止からビジネスを保護します。
    SIOS Technology Corp.(STC)は米国カリフォルニア州サンマテオに本部を置くサイオスの子会社です。1999年に設立、米国・欧州を中心に事業展開を行っています。

    詳細情報は、https://us.sios.comをご覧ください。

    ※SIOS、SIOS Technology、SIOS DataKeeper、SIOS LifeKeeper、SIOS AppKeeper、Clusters Your Way、および関連ロゴは、米国およびその他の国におけるSIOS Technology Corp.およびその関連会社のいずれかまたは両方の登録商標または商標です。その他の商標は、それぞれの所有者に帰属します。 

     

    WSFCと連携する、DataKeeper for Windows Cluster Editionの詳細機能や、日本での導入事例についてはこちらをご覧ください。
    技術資料のダウンロードもできます。

     

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