こんにちは、プリセールスを担当しております國政と申します。
いつも当ブログをご覧頂きましてありがとうございます。
LifeKeeper for Linux .9.3(2018年8月8日リリース)当時はいくつかの仮想環境について未サポートの状態でしたがリリース後に後追いサポートとなった環境についてお伝えしたいと思います。
・vSphere 6.7 (LifeKeeper for Linux及びLifeKeeper Single Server Protection v9.3)2018年10月より追加サポートとなっております
これらvSphere6.7環境やvSAN6.7環境を含む仮想環境でのLifeKeeper構成上の注意点や構成例を記載した「仮想環境HAクラスター構成ガイド」を更新し製品関連資料ダウンロードサイトに配置していますので、Linux版、Windows版ともに設計構築の際にぜひお役立て下さい。
次はHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)部分の追加情報です。
当社ではパートナー企業様のご協力の元、各種HCI環境でのLifeKeeper動作検証を行い、動作検証レポートを公開しております。
なお、SimpliVityの検証レポートもパフォーマンス検証についての項目を追記したv1.1版も近日中に製品関連資料ダウンロードサイトへアップされる予定です。
また、各種検証レポートのLinux版を確認頂くと「Quorum/Witness」キットの導入が必須な旨の記載がある事がわかります。HAクラスターとしてスプリットブレインを防ぐ仕組みは必要で、従来の物理ストレージではSCSI Reservationの機能で対策が行われていましたが、VMDK仮想ディスクを共有領域として利用する場合は、これらの仕組みを利用する事ができません。仮想環境でのI/Oフェンシングの仕組みとしてQuorum/Witness用にサーバーを用意して頂く必要が従来の環境では必要でした。
LifeKeeper for Linux v9.3からはQuorum/Witness用途にHAクラスターを構成するLifeKeeperノードから読み書きできる領域をQuorum/Witness判定に利用できるようStorage modeが利用できるようになっております。このStorage modeは利用勝手が良いものとなっておりますのでもしご存知ないようでしたら、この機会にご一読頂ければと思います。
ご参照:LifeKeeper ユーザサイト [Linux]Quorum Witness Kitを使用した Storage Quorum/Witness構成ガイド
いかがでしたでしょうか。製品リリース時点でサポート対象になっていなかった環境や機能など、次のリリースを待たずに「後追いサポート」となる場合もありますので、当ブログなどでもお伝えしたいと思います。
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