高可用性サーバーソリューションを構築する方法

    寄稿:米国SIOS Technology コンサルタント Edmond Melkomian

    高可用性ソリューションの重要な要素は、クライアントのトラフィックをどのようにリダイレクトするかを解決することです。ほとんどのユーザーベースのアプリケーションは、サーバーに接続する必要があります。クライアントのトラフィックをリダイレクトすると、ユーザーはアプリケーションやデータベースが実際にどこにあるかを知らなくても接続できるようになります。

    ※この記事は米国SIOSの「SIOS Blogにて公開された記事を翻訳したものです。
     本記事の原文はこちら

    仮想IPアドレス

    ほとんどのソリューションでは、ネットワークベースのIPリダイレクトまたはネットワークベースのDNSリダイレクトを推奨しています。これは有効ですが、私たちの経験上、高可用性サーバーのための最良のソリューションは、あるサーバーから別のサーバーに切り替えることができる仮想IPアドレスの使用です。サーバーは、今日はあるサーバーでホストされていて、別の日には別のサーバーに切り替えられる仮想IPアドレスからの接続をリッスンします。

     

    さらに一歩進んで、フェールオーバーを自動化すると、障害が検出されたときにシステムが判断してアプリケーションを切り替えることができます。このステップは、可用性の高いソリューションを構築するための鍵となります。

     

    高可用性ソリューション、購入と構築それぞれのメリット

    あるサーバーから別のサーバーへのプロセスと仮想IPアドレスのステータスをチェックするために、ソリューションをスクリプトやロジックを使って実装することができます。しかし、HAソリューションを購入すべきか、あるいは構築すべきかという比較の際に直面する課題の一つは、構築にどの程度時間がかかるかという点です(これにはスクリプトのコーディング、cloudwatch APIやラムダ関数などのAPI開発、そしてもちろんテスト、メンテナンスなどの時間も含まれます)。

    若い頃、私はそのようなコードを書きたくてたまりませんでした。しかし、フォーチュン100の大企業で働き、午前3時に「お前のスクリプトが動かない!」と上司に怒鳴られてから、考えが変わりました。そして、前年に書いたコードの問題が発見されたときに、状況はさらに悪化しました。私の上司は、可用性の高いソリューションを100%問題なく動かすことを望み、うまくいかない場合は誰かを呼び出して怒鳴りつければいいと思っていたのです。

    SIOSは高可用性を自動化

    長期的には、ソリューションを購入し、少し時間をかけて自社の設定に合わせて調整する方が安く済むのではないでしょうか?ここで、アプリケーションやデータベースが何であれ、SIOSの高可用性(HA)ソリューション「LifeKeeper」の出番です。SIOSには、プロセスのスタックをあるサーバーから別のサーバーに切り替えるコードがあります。これにより、ユーザーや管理者は、フェールオーバーのオーケストレーションと高可用性の自動化によってもたらされる安心と快適さを得ることができます。

    私がSIOSのHA製品シリーズで気に入っているのは、次の2点です。1つ目は、サーバーにIPアドレスを追加し、アプリケーションを再起動して接続をリッスンする仮想IPのコードがあることです。2つ目は、様々なアプリケーションに対応したApplicaion Recovery Kitを提供していることです。これにより、誰でも簡単に任意のアプリケーションを保護することができます。ご使用の環境に特化したHAソリューション「LifeKeeper」の詳細について、今すぐSIOSにお問い合わせください。

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