クラウドの高可用性を実現するには、SLAとフォーナインだけでは不十分

    ※この記事は翻訳されたものです。本記事の原文はこちら

    高可用性を考えるとき、多くの人はフォーナイン(99.99%)または毎月5分未満のダウンタイムを基準として設定します。しかし、TFiRのビデオインタビューで、SIOS TechnologyのシニアテクニカルエバンジェリストであるDave Berminghamは、高可用性はそれだけでは十分ではないと述べています。

    Daveは、「9」がいくつあるかを当てにすることは判断材料にはなるかもしれないけれども、実際にそのレベルを保証しようとすることはほとんど不可能だと主張しています。なぜなら、可用性の環には単一障害点となりうるポイントがたくさんあるからです。フォーナインという数字は確かに、判断材料となり、目指すべき素晴らしい数字ですが、全体としては、データベースサーバーがフォーナインであるだけではあまり意味がありません。

    複雑な可用性の環に対応する効果的な高可用性


    クラウドのSLA(サービスレベル契約)であっても、ほとんどのクラウドプロバイダーが提供するコンピュートネットワークは、可用性の環(ネットワーク、ストレージ、およびその間の連携)の一部に過ぎないため、完全に安心することはできません。Daveは次のように警告しています。「障害が起きる個所は100万ほどあるので、クラウドプロバイダーがフォーナインを提供してくれるから大丈夫だと考えるのは、自分を騙しているようなものです。障害点を特定し、障害点になり得るものを最小限に抑え、万が一の場合に備えて復旧計画を立てるために、全体を見渡して、できることをしなければなりません。」

    高可用性と災害復旧(HA/DR)を考えるとき、Daveは最もわかりやすいダウンタイムを引き起こすのは人的ミスだと考えています。また、障害点を減らすために、システムへの権限とアクセスを制限することも提案しています。「絶対に必要な人にだけアクセスを許可し、その人たちが高度な訓練を受けるよう徹底し、失敗の可能性を最小限に抑えるためのあらゆる手段を講じるべきです。」

    さいごに

    サイオステクノロジーは、さまざまなオペレーティングシステム (Windows、Linux)、プラットフォーム、SAP、SAP HANA、MaxDB、SQL Server、Oracleなどのアプリケーション、およびSANベースの共有ストレージ構成やSANレスのローカル データストレージ構成で実行されているその他の環境における高可用性とディザスターリカバリーの両方のニーズを満たす、単一のソリューションを提供しています。詳細については、担当者にお問い合わせください。

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