DRBDを利用したディザスタリカバリー(災害対策)について解説

    「DRBDとは?」に続き、DRBDを利用したディザスタリカバリーについて解説します。

     

    ディザスタリカバリーとDRBD

    ディザスタリカバリーの必要性

    過去何度も地震や火災によるデータの物理的消失の問題が話題になっています。これらの災害によるデータ消失を防ぐ取り組みをディザスタリカバリーと言います。最も一般的なディザスタリカバリー環境は、遠隔地にデータを保存しておくことです。

    DRBDを利用すると

    これまでのディザスタリカバリーは、FTPやVPN越しにファイルを共有する等をして定期的なバックアップを遠隔地へ転送していました。DRBDを利用するとリアルタイムにデータを遠隔地に複製することができます。

    これはDRBDが通常のTCP/IPネットワークを使用してレプリケーションを行う特徴を活かしたソリューションとなります。

    DRBD3ノードによるHAクラスタ環境+ディザスタリカバリー環境

    以下の例は、ローカルエリアネットワークで2台構成のHAクラスタ環境と、遠隔地に1台のバックアップノードを構築した実際に岐阜女子大学で運用されている構築例です。

    サービスは、ローカルエリア内にあるサーバ2台でそれぞれがサービスを提供する「アクティブ/アクティブ」のHAクラスタ環境となっています。

    遠隔地ではバックアップサーバとして、双方のデータを全てリアルタイムにレプリケーションして保存してあります。

    この環境を実現することで、火災や地震等の災害がおきてローカルエリア内のサーバ2台が同時に使用不可能となった場合でもデータは遠隔ノードに残ります

    DRBDについて詳しく知りたい方は

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