Zabbix Server・Proxyの高可用性クラスター検証レポートを公開!

この度、Zabbix ServerおよびZabbix ProxyをLifeKeeper for Linux で高可用性(HA)クラスターとして構成する方法を確認してレポートを作成しました。本ブログでは、この検証レポートの概要と、そのクラスター構成がもたらすメリットについてご紹介します。

検証の背景と目的

今回使用したバージョンのZabbix Server や Zabbix ProxyではHAクラスター機能が用意されており、障害発生時にはHAクラスター機能によって待機するノードにフェイルオーバーを行い、自動的に復旧が可能です。

ただしHAクラスター機能はZabbix ServerやZabbix Proxy自体の障害を検出して、フェイルオーバーによる自動復旧を試みますが、Zabbixと連携して稼働する Webサーバーやデータベースの可用性までは担保されておりません。

そのため、Zabbix を含めて、Webサーバー、データベース全ての可用性を担保するためにも、ミドルウェアアプリケーションであるLifeKeeperを使用したHAクラスターについて紹介します。

LifeKeeperによるZabbixクラスタ構成の概要

今回の検証レポートでは、主に以下の2つのパターンでクラスターを構成し動作検証を行いました。

  1. Zabbix ServerのHA構成:
    • AWS上で運用可能な2ノード(アクティブ/スタンバイ)構成を採用
    • Zabbix Serverの他に、データベース、WebサーバーをLifeKeeperで保護
    • Zabbix UIへの仮想IPアドレスを使用した接続
  2. Zabbix ProxyのHA構成:
    • AWS上で運用可能な2ノード(アクティブ/スタンバイ)構成を採用
    • Zabbix Proxyの他に、データベースをLifeKeeperで保護
    • Zabbix Server/ Proxy 間でのデータ転送(Passive)の動作確認

上記のクラスターノードを、AWS 上で以下のように実現して、各クラスターノードでのフェイルオーバー時の挙動などを確認しています。

検証レポートの主な内容

検証レポートでは、以下の項目について詳細に解説しています。

    項目

    説明

    検証環境のシステム構成

    検証環境構成やOS,ソフトウェア情報

    Zabbix Serverクラスター検証環境の構築手順

    Zabbix Server, MySQL, httpd のクラスターシステム構築

    Zabbix Proxyクラスター検証環境の構築

    Zabbix Proxy, MySQLのクラスターシステム構築

    ZabbixServer/Zabbix proxyの稼働確認

    構築したクラスター間でのデータ連携、障害時発生時の挙動確認

    Zabbix は無償で利用可能なオープンソース(OSS)統合監視ツールです。UIの日本語化にも対応しており、使いやすい監視ツールとなっていますので、クラスターソフトウェア ”LifeKeeper for Linux” の評価版を申請いただくことで簡単に検証が始められます。以下よりダウンロード可能な検証レポートと合わせて入手いただき、一度監視ツールのクラスター構成についてご体験ください。

    検証レポートは、以下の場所からダウンロード可能です。

    Zabbix のダウンロードは以下より可能です。
    https://www.zabbix.com/jp/download

    LifeKeeper for Linux の評価版は以下より申請可能です。
    https://bccs.sios.jp/lifekeeper/evaluation/