クラウドにおけるリスクと対策

クラウドと可用性(2) – WSFCはクラウドに移行できない?

WSFC機能を利用した標準クラスタリング構成

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多くの企業が、Windows Server標準のフェールオーバクラスタリング機能(WSFC)を使って重要なシステムの可用性を担保しています。しかし、このインフラをそのままクラウドに持っていくことはできません。WSFCでは稼働系と待機系をまたいだ共有ストレージが必須となりますが、一般的なクラウドサービスのIaaS (Infrastructure as a Service)では共有ストレージを利用することができないからです。

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クラウドと可用性(1) – クラウド環境の可用性を信じていいのか?

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 今や多くの企業にとって一般的な選択肢となったクラウド環境ですが、はたして明確な活用方針を持って使いこなしていると言える企業はどれだけあるでしょうか。

 高度かつミッションクリティカルであるシステムを移行するためには、どのような点に気を付けるべきなのか?

 クラウドならではのシステム構築の注意点や考慮ポイントとは?

 これら代表的な疑問に答えるため、これから4回に分けて、クラウド環境におけるHA機能、Windows Server標準のフェイルオーバー・クラスタリング機能(WSFC)の利用、クラウド上の障害発生と復旧、Single Point of Failure(SFOF)の考え方についてなど、クラウド環境ならではの可用性担保のポイントについて考えてみたいと思います。

 第1回のテーマは、クラウド環境の高可用性機能についてです。

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クラウドの高可用性と災害復旧について、 5つの神話を覆す

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企業にとって、クラウドの活用はもはや避けて通れないテーマになっていますが、いまだその活用方法やリスク回避について、明確な指針を持つには至らない状況にある場合も多いのではないでしょうか。

本稿では、クラウドの高可用性と災害復旧について、アプリケーションとデータの保護に関するよくある誤解を紐解くことで、クラウド環境ならではの注意点を考えてみたいと思います。

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Azure上でSQL Serverのクラスター環境を簡単に構築する手順

こんにちは!
サイオステクノロジーの松嶋です。LifeKeeperの技術を担当しています。

Windows Server標準のフェイルオーバークラスタリング機能であるWSFC (Windows Server Failover Clustering)を使用しているシステムをクラウドに移行する際、必ず問題になることがあります。一般的にクラウド環境では、クラスタリングを組む際に必須となる共有ストレージ構成を取ることができない、すなわちストレージを複数のノードに紐づけられないためです。

サイオスでは、そのような課題に対応するため、2015年春よりWindows環境における共有ストレージ不要のクラスターソリューション – ”SANLess Clusters“を日本国内でもご提供しています。

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