
「DRBDとは?」に続き、DRBDの基本構成について解説します。
構成概要
DRBDの基本構成は、2台のサーバ間でハードディスク(パーティション)の複製する環境です。2台のサーバ間は、DRBD専用に用意したネットワークカードを使い、LANケーブルで直結させます。DRBDでミラーリングされたデバイスは通常のHDDと同様に扱うことができるため、DRBDデバイス(/dev/drbd0)にファイルシステムを作成してマウントします。
DRBDデバイスの管理は、管理ツールで全て行い、接続の制御やデバイスのステータスの制御を行います。管理コマンドについては技術情報ページを御覧ください。
ハードウェア構成
- サーバ2台
- ミラーリングに使用するネットワークカード
- LANケーブル(直結用)
- ハードディスク(空きパーティション)
ソフトウェア構成
- Linux系 OS
- DRBDカーネルモジュール
- DRBDユーティリティ群(管理ツール)